70's France silver rope link bracelet

フランスのヴィンテージシルバーブレスレット。

この縄。きめの細かさに惚れ惚れしました。

リアルに紐が縛り上げられているような躍動感のあるロープは、

緻密な彫りの技術と、立体への感性が結集された作品といえます。

実はジョージジェンセンやラッポニアを仕入れたディーラーから、

このブレスレットの連絡が入ってきて、現物が見たくて先日パリに行ってきました。

エルメスのシャンボールやヴァンドームを彷彿とさせますが、

こちらは70年代のフランスの名もなき作品で、

アーティストやシルバースミスの工房を示すダイヤ型の刻印と、

シルバー800を示すカニのホールマークが入っています。

本家エルメスのヴィンテージには憧れますが、近年の高騰ぶりは凄まじく、

手に入れるどころか、見かけることさえ難しかったりします。

特にレアなモデルは知人を介するなど特定のコミュニティの中で取引されたりとまず出回ることがありません。

偶然同じパリのあるお店で60年代ブレスレットを見かけたのですが店頭で30万円超えていて、

もう手に入れても普段気軽に付けることも憚れるぐらい、正真正銘のジュエリーだなと改めて実感したのでした。。笑

脱線しましたが、今回入荷するこちらは、同年代にフランスの同じ流れを組んだシルバーアクセサリーですが、

こういったノーブランドではないものも本当に値段は毎日、すごい伸び率で高くなっているのを肌で感じました。

アンティーク文化の根強い国で、且つ物の良し悪しの分かるさすがフランス人だなあと。

実物は納得の一品で、大量生産しないからこその１点１点のクオリティの高さ、他と被らないオリジナリティに改めて気付かされました。

トグルと本体が繋がれたなんてことのないチェーンでさえ、

手作業の工程が不思議と伝わってきます。是非寄り写真を見てみてください。

緻密なロープのチェーンがリンクして、留金は着脱しやすく落ちにくいトグルデザイン。